最近の半導体の表示はレーザーによる刻印なので、読みにくい。特にワンチップマイコンを使うときには、その種類を確認してプログラムするので、その都度ルーペのお世話になっていた。
これを手っ取り早く読みやすくするには、文房具の修正ペンをレーザーマークされた部分に塗り付け、エタノールで拭き取ると、
なんという事でしょう。肉眼でも読めるようになった。良く制御盤などの板金の彫刻で採用されているスミ入れという技法なのだが、ここで役に立つとは。
スミ入れつながりでもうひとつ、
その彫刻にはラインチゼルという削り工具が使われているのだが、電子工作、特に基板の修正に重宝する。
先は鋭利なひっかき構造になっていて、本来ならこれを板金に彫刻して使う。
これを基板のパターンカットにも応用できるので、カッターよりも確実な作業性だ。ただし、最近の多層基板は層が薄いから、やっぱりカッターで慎重にこそぎ落とすように切る事にはなると思う。
4層基板までのパターン修正にお勧めだ。
あと、アクリルカッターの代用としても使用可能。
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