ヤマハPiaggero「NP-12B」のヘッドフォン端子修理
2019-03-22



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一昨年の暮にヤマハデジタルキーボード「NP-12B」を購入して1年以上が経つが、買って数か月したときにヘッドフォン端子がガリガリいうので、抜き差ししたりして対処していた。

ここ数か月で更にガリガリ音がひどくなってきたので、色々調べたらヘッドフォン側でなくて、この本体のジャックに問題がある様だ。


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あまりにも気になるし、左右の音の大きさもふらふらしている。保証も切れてるし直すとするか。
というわけでたくさんある裏のねじを外してオープン。ヘッドフォンジャックは6.3φのジャルコ製のが使われていた。


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コネクターは2つ。6ピン側はケーブルを入れてあるだけのコネクターなので、両サイドの爪を上に持ち上げればリリース。2ピン側は引っ張るだけでOK。


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スピーカーとヘッドフォンをメカスイッチで切り替える構造のため、GND、左、右信号以外に、2回路2接点スイッチの合計9端子ある。


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まず外そう。はんだ吸い取り線ではんだを足しつつハンダを吸い取り。マイナスドライバーで引き抜く。片面基板なので落ち着いてやれば外れる。


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今回のJALCOの部品はYKB21-5078(pdf)と思われる。外した部品を観察すると、接点が少し黒ずんでいる。ヘッドフォンとかのインピーダンスは16Ωから32Ω程度なので、数Ω位の接点抵抗ができるだけでも音質に響く。
これを直すことをあきらめて新しい部品にした方がよさそうだ。
といってもJALCO部品は一般では普通には手に入らない。


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現実的な部品ではマル信のMJ-188LPD-8Cが千石電商で買える。さすが楽器部品を取り扱っている店ならではである。マル信のホームページ



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