ある人から、「お金をかけないで土の温度を測れないか」という相談を受けた。そういえば昔100均の温度計を改造して組み合わせてそんなの作ったな。
精度はだいたいでいいという事なので、内蔵のサーミスタを延長してつけるだけにした。
早速100均へ。温度計とイヤホン。イヤホンはコードだけを利用。3mと長く、太さも扱いやすい。
購入元はキャンドゥ。早速分解。ん?何かちょっと変わっているな。Ver1.4と書かれた基板は、サーミスタがチップ部品になっている。
以前のバージョンはリード型のサーミスタ温度センサーが使われていた。形が変わっても機能には変わらないだろう。チップサーミスタ部品を外す。サーミスタには極性がない。
イヤホンコードを両方カットしてハンダ付け。ちなみに、丸いスイッチ接点は使用されていないが、外周と内周をショートさせる事に摂氏(℃)と華氏(°F)と交互に切り替わる。
センサーを3メートルも引き出して大丈夫かと思ったのだが、それなりの精度を保っている様だ。
電池の持ち具合を考えると、おそらくサーミスターの抵抗変化とコンデンサの組み合わせによるチャージ/ディスチャージの時間をマイコンで計測する回路を採用していると思う。
プローブはボールペンのつつを使って、エポキシでセンサー部分を固めて、更に防水加工を施した。プローブテスト。説明上では-5℃〜50℃とあるが、実際は54℃まで表示してくれた。
サーミスタの代わりに半固定抵抗器をつけて調べる方法もあるだろう。
電池側のハンダショートパッドが1列に並んでいる。簡単に意味を調べてみた。
左から(1)(2)(3)(4)(5)
(1)(2)表示更新設定 全部オープンで1分単位、(1)(2)ともクローズで2秒
※2秒単位にすると電池も60倍早くなくなるので、乾電池にするか電源スイッチをつける。
セ
記事を書く
セコメントをする