100均で取り扱っている歩数計。振り子が上下するとスイッチが入りカウントしてくれる、とてもシンプルな構成の物だ。シンプルな物なので、電磁カウンターを使うよりも手軽に使える。
ただ、これはあくまでも歩数計。せいぜい1cps位の反応しかしない。
要約すると、
1.反応を鈍くするコンデンサの除去
2.動作のクロックアップ
この2点の改造を施すことで約100cps(1秒間に100回程度)の反応が出来る様になるそうだ。
なお、この記事は私の実験に基づく結果なので、同様に改造して同じ結果とならない事もあることをご了承頂きたい。
早速分解。液晶についているピンクのゴムはゼブラゴムで、液晶から外れても組み立て時に適当に載せれば基板と導通する物である。戻すときはホコリが入らないようにする。
基板にはMS6011A-3 2010/01/15と表示されている。恐らく現時点で流通している最新バージョンと思われる。
左側赤枠のCTのコンデンサを除去、R1をショートするだけで改造はOKだ。
改造後。R1には、適当なリードでショートしているだけである。また、振り子などは全部取り払って代わりに電線を這わせる。接点は極性がある。私はフォトカプラーで絶縁して使っているが、他にもPNPトランジスタで行う方法やリレーを付ける方法などがある様だ。
ちなみに、これは数年前に購入した外見が一緒の歩数計。基板表示はMS6009C-60312表示。
この場合は、C1は外すが、Rには100KΩの抵抗に変更することで、100cps(1秒間に100回程度)のカウントが可能となった。
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