【ニュース】「はやぶさ」のカプセル回収、破損なし 18日に日本へ
2010-06-15


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「はやぶさ」のカプセル回収、破損なし 18日に日本へ 2010年6月14日22時35分 asahi.com
 カプセルを積んだヘリは午後5時ごろ、ウーメラ近郊にある豪空軍施設内の回収拠点に到着した。ヘリから降りた安部正真准教授は、カプセル入りのコンテナに振動を与えないよう慎重に運びながら、「カプセルは割れていません。正常です」と話した。

 カプセルがクリーンルームのある建家に運び込まれると、宇宙機構や豪空軍の関係者だけでなく、詰めかけていた豪州メディアからも大きな拍手が上がった。 中に何も入っていなくても、誰も責めない。本当に良くやった。もう夢を見ているようだ。


はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず 宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。

 はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014〜15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。

 ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。

(2010年6月14日 読売新聞) しっかし、都内の郊外マンションですら5000万位するっていうのに、3000万で何が出来ると思っているんだか。目先の子供手当てより、もっとやる事あるだろうに。


今日、ニュースをチェックしていたら、読売社説で自分の思っている事を書いていた。

はやぶさ帰還 歴史的快挙を次に生かそう(6月15日付・読売社説) 〜中略 〜
 心配なのは、次の計画だ。開発に約130億円をかけた「はやぶさ」の教訓を生かし、ほぼ同じ規模の予算で、別の小惑星の高度な探査を目指す「はやぶさ2」の開発が滞っている。

 民主党が進める高校無償化に4000億円近くかかり、そのしわ寄せで、文部科学省の宇宙予算が大幅に削られたためだ。はやぶさ2の今年度予算は、政権交代前の概算要求額17億円が、3000万円まで圧縮された。

 ばらまき予算よりも、意義のある計画に予算を投じるべきだ。

 地球と小惑星の位置関係を考えると、次の探査機までに10年以上の空白期が生じかねない。経験が風化してしまう。貴重な技術を次世代につなぎ、発展させる取り組みを後退させてはならない。
(2010年6月15日02時04分 読売新聞) 是非、長い意味で事業を継続していただけることを切望する。
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