【ニュース】東日本大震災から1年、発生時間に黙とうへ
2012-03-11


禺画像]
死者・行方不明者1万9000人を出した東日本大震災から1年を迎える11日、被災地では追悼や復興支援の催しが行われる。
 被災地では11日、犠牲者を追悼する催しや復興支援のイベントが行われ、震災が起きた午後2時46分に合わせて各地で黙とうがささげられる。
〜中略〜
 警察庁によると、東日本大震災による犠牲者は1万5854人に上っていて、3155人の行方がいまだにわかっていない。また、福島第一原発事故の影響などで、今も約34万人が避難生活を余儀なくされている。2012年3月11日 11:37 日テレニュース24より一部引用 東日本大震災から1年、発生時間に黙とうへ

今日の午後2時46分で震災1年を迎える。各地では追悼行事などが行われている。1年前、都心では震度5強に見まわれ、深夜まで集団移動していた事がついこの前に感じられる。

街の復興は徐々に行われてきているが、未踏の箇所もまだある。家を失い避難している方々、職を失った方々、家族を失った方々、物理的な損害はもとより、精神的なダメージの甚大さは想像を絶する。私に出来ることは、少しばかりの寄付を継続しているくらいしかできないが、心の中では毎日復興を願っている次第である。

同時に、日本では起きないと誰も思っていた原発事故。津波により冷却装置が奪われ、その後対応が遅れたばかリに、炉心溶融が起きてしまった。幾ら安全策の装置があっても、人間が扱う以上は、絶対安全はない。現場の方々が完璧に作業出来る体制でも、指示が遅れたりすれば同様である。緊急事態にもかかわらず、政府の不手際さが目立ち、注水が遅れ状況が悪化。3月12日午後3時過ぎに水素爆発が発生してしまう。更に現場は決死隊として任務を遂行する、まるで現代版「人間魚雷」だ。戦中でもないのに、死を覚悟して挑むなんて何が安全なのか。


禺画像]
地震が発生しやすいというのは、グーグルマップなどで、日本の海溝と他の国の作りを見比べれば、誰でも分かる。今でこそ世界中からネットで色々な情報が取れる時代だが、当時原発を推進していた時は、情報が必要不十分のままであったため、エネルギー対策の一環と後押しされ、狭い国土に54基もの原子力発電所が建設されてしまった。こちらのブログで九州電力が以前にホームページ上で公開していた図があるが、日本は国土あたりの原子力発電所数が多いことがお分かり頂けるだろう。

そもそも、日本での原子力に関する重大な事故は1999年に東海村JCO臨界事故を起こしており、その時は核燃料加工をバケツと柄杓で行う、常識ではあり得ない方法で行なっていた。現場作業のチェック機能が働かず、核を甘く見ていた人災であった。発生して暫くは、茨城特産物のピーナッツや干し芋などが敬遠されたことを忘れたのだろうか。事故が起きれば必ずこうなる。

また、MOX燃料で動かす高速増殖炉もんじゅも7月の中継装置落下物を引き出して、一応の平穏を保ったが、ナトリウムで冷やす構造のため、万一爆発して福井を脅かす事も十分あっただろう。現在休止中だが、冷却装置などは止めることができないので、電気を生み出すどころか、電気を使っているお粗末さである。維持費はwikiによると一日5,500万円。何が画期的なのかがさっぱり分からない。日本海の有数の漁場の一つでもあり、また米どころでもある福井を、福島の様にしてほしくない。飛行機事故は超低確率で起きる予想でも現に墜落もするが、原発は事故が起きると被害が甚大で、復興に数十年〜数世紀かかるであろうし、プルトニウムなら考えもつかない。


続きを読む

[ニュース]
[動画]
[原発]
[災害]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット